今回は、世界最高峰ともよばれるEDMフェス・Tomorrowland(トゥモローランド)を
ご紹介していきます。
Tomorrowlandは、毎年ベルギーの小さな町で行われる世界最大規模のEDMフェスティバル
です。(EDMとはElectronic Dance Musicの略)
以前私はEDMがすごく好きで2度このフェスにいきましたが、それはもう楽しくて人生でこの上ない
貴重な体験をすることができました。
当時2015年に私が最初に行った頃は、まだ日本ではあまり知られていませんでしたが、
今は少しずつ日本でも若者の中で認知度が上がってきているように思えます。
これから行ってみたいと考えている方や、世界のフェスに少しでも興味がある方の
参考にしていただけたら幸いです^^
Contents
Tomorrowland(トゥモローランド)

Tomorrowlandは、例年7月にベルギーにある小さな町・Boonで開催されます。
これまでに14回にもわたり開催され続けていて、毎年その人気は高まる一方でチケットを
取るにも一苦労です。
Tomorrowlandの魅力の1つは、園内の広さです。
なんと園内のステージの数は16。(年々増え続けています。)
初めのうちは地図がないと迷ってしまうほどです。
ステージ毎にコンセプトも様々で、大小さまざまです。
メインステージ以外にも、洞窟の中、森林の中、湖の水面上にもステージがあって、
正に想像を絶するとはこのこと!
ユニークな演出が園内全体に溢れかえっています。
このEDMフェスには、なんと200以上もの国々から大勢の人が参加するので、世界一
ワールドワイドなフェスといっても過言ではありません。
そこで注目したいところは、園内で大多数の人が体につけている国際豊かな国旗です。
私も日本国旗をつけて、頬に日の丸のフェイスペイントを描きました❤︎
毎年変わるテーマ
Tomorrowlandでは毎年異なったテーマが設けられます。
そのテーマに沿って、メインステージを中心に全ての装飾が変化していきます。
私が参加した2015年と2017年はこんな感じです。↓
- 2015年度:The Kingdom of Melodia(旋律の王国)

- 2017年度は:Amicorum Spectaculum(友人たちのショータイム)

チケットについて
絶大な人気
過去に、あまりの人気により18万枚ものチケットが90分で売り切れてしまったことがあります。
Tomorrowlandのチケットはそれほど入手が困難だと言われています。
そのせいか、2017年度からはTomorrolandは2度開催されるようになりました。
Weekend1とWeekend2は、1週間違いで開催されますが、出演するDJは多少異なります。
初の2度開催が行われた2017年の総合チケット販売数は驚きです。
なんと40万枚です!!
チケット開始から1時間が過ぎたところで全て完売したそうです。
絶大な人気に圧倒ですね。
2018年度も同じだったようです。
以前と比べたら2度の開催となったのでチケットは少し取りやすくなったかと思います。
チケット購入
チケットは先行販売と一般販売があります。
以前私も先行販売と一般販売の両方でチケット購入に挑戦しましたが、この方法では購入することができませんでした。
購入開始時間に合わせて、はりきってホームページを開いてスタンバイしていましたが、
開始時間とともに『購入』を押したところ早々に画面がフリーズしてしまいました。
あまりの購入者の多さで、サイト画面が30分程動かず、やっと動いた頃には完売です。笑
しかし2015年度では、一緒に行く予定の友達が購入することができたので、グループチケットでTomorrowlandに行くことができました✨
そして私が2017年にチケットを取得した方法は「First 20」。
これは、各国(国籍)ごとに最初に事前登録した20人が購入できる特別な販売方法です。
1度行けばわかると思いますが、Tomorrowlandは他のEDMフェスとは別格なので、
必ずみんなもう一度行きたくなるフェスです。笑
First20に当選した時は本当に嬉しかったです^^
先行販売でダメでも、First20、ここでダメでも一般販売が残っているので
ぜひ気を落とさずにトライしてみましょう!
チケットが豪華な話
チケットは、登録した住所に郵送されます。
- 2015年度版


パークチケット&電子マネーともなるブレスレットが中に入っています。
ネジが見えるかと思いますが、この箱はオルゴールになっています^^
- 2017年度版

2017年度のテーマは、Amicorum Spectaculum(友人たちのショータイム)ということで
箱を開けたら、サーカスのショーをモチーフにした仕掛けが出てきました。
後ろのネジを回してみると、オルゴールの音楽と共に2人がくるくる回る仕掛けとなっています。
チケットからして手の込んだ演出です!
今回も、箱の引き出し部分にブレスレットが入っていました。
ブレスレット
ブレスレットの仕組み
Tomorrowlandは、世界初で完全なるキャッシュレスをフェスティバルで実現したのだそうです。
ドリンク、食事、シャワーなど全ての支払いをこのブレスレットで済ますことができます。
※Dream Villa(ドリームヴィラ)内のスーパーではクレジットカードのみと案内されていました。(2017年時点)
チケットとしての役割も果たすので、キャンプサイドや外部からの入場の際も、ゲートに
タップするだけです。
お土産ショップでTomorrowlandグッズを買う際にも同様です。

この写真はドリームヴィラの広場です。
みなさん自由にくつろいでいます。
ここに屋台がたくさん並んでおり、食べ物、飲み物、お土産、スーパー等があります。
救急テントも見かけました。
Tomorrowland 通貨はPearl(パール)
Tomorrowlandには専用の通貨Pearl(パール)があります。
2017年度の時は、65パール=100ユーロ(=約12500円)でした。
なので1パールはだいたい190円で、ビール1杯買うのには2パールが必要だったので・・・
400円弱でビールが飲めました。
夢の国にしては悪くないですね!
このブレスレットを有効化するには、予めオンラインで自分のアカウントを作って
ブレスレットを登録認証する必要があります。
現地でも、カードや現金でチャージはできますが、予め自分のアカウントからもチャージが可能です。
ブレスレットを紛失した場合一切の返金はないようなので、私は100ユーロだけチャージを
しておきました。
オンラインで100ユーロチャージすると、2パールのボーナスが貰えたのでお得でした^^

宿泊方法
開催初日の前日には前夜祭が行われるので、前日から滞在することができます。
帰りは、最終日の翌日まで滞在が許されているので、実質フルで滞在するとなると
4泊5日となります。
前夜祭の様子

チケットの種類
3日間チケット購入の方の宿泊方法は、以下の選択肢があります。
- Dreamlodge, Cabana, Relax Room, Exclusive Mansion Packages:高級宿泊プランで滞在
- Easy Tent Packages:予め用意されたテントを使用して、ドリームヴィラでキャンプ
- Magnificet Greens:テントを持参して、フリーキャンプの敷地でキャンプ
- 毎回ブリュッセルのシティまで戻ってホテルに宿泊
私がオススメなプランはEasy Tent Packages
ヨーロッパの人であれば、簡単にテントを持参できるので、Magnificet Greensが一番
お値打ちですが、日本からはるばる飛行機で行く場合は、テント・マットなどキャンプセット一式が揃っているEasy Tesnt Packagesが断然オススメです。
これ以外の方法だと、ブリュッセルかアントワープのホテルに宿泊する方法もありますが、
交通の便があまりよくないので、おすすめはしません。
フェス後は疲労感が半端ではないと思うので、Tomorrowlandでキャンプされることを
オススメします。

Easy Tent Packages
このプランでは外部からの飲食物持ち込みオッケーです。
持ち込みたい人は、お酒もキャンプ場まで持ち込むことができます。
(ただしフェス会場へは、一切液体物は持ち込めません。)
2タイプあります
このパッケージプランには、テント内に「電源有り」か「電源無し」かが選べます。
私は両方経験しましたが、カメラや携帯をチャージする必要がある方にとっては、
電源有りはありがたいほどに助かります。
- テント内は広め
- グランドも設備されています。このグランド設備がないと、雨が降ったときに
テント内が洪水になることもあるようです・・・ - 水のボトル(大)とトゥモローランド新聞が毎朝支給されます
- 到着した時既にテントは設置されているので、寝袋とマットレスを取りに行くだけ



電源無しのプランのメリットといえば、価格が少し安い以外に、案内された芝生区域内の中で好きなスポットを選べたのでトイレの近くを選ぶことができました。
夜中にトイレに行きたくなる際、案外とトイレが近いのは嬉しかったです。
テント持ち帰りOK
現地で受け取ったテントは、パッケージ代に含まれているので、自由に持ち帰ることができます。
寝袋やマットレスも同様です。
2回目の時に私はテントだけ頑張って持ち帰りました。
新品なので綺麗ですし、なんせTomorrowlandのロゴが入っているので、
Tomorrowlandラバーの私にとって全てを置いていくことはできませんでした。笑
ドリームヴィラ・キャンプ
ドリームヴィラ内の、広いキャンプエリアの真ん中あたりに、野外ジムやフィットネスクラスも
開催されています。
パーティー明けで疲労感満載・・・というわけでもなく、朝から元気良く20メートルランを
やっているの見かけました。
素晴らしいスタミナですね!笑
会場内施設
Tomorrowland全体の広さはなんと東京ディズニーランドの59倍だそうです。
驚きの広さです。
パーク内のステージは、普通のEDMフェスでは絶対に見かけないようなオリジナリティ満載で
ユニークなステージばかりです。
こちらは洞窟の奥にDJブースが有ります↓


ステージの細かいところまで手の込んだ仕掛けや、観客を楽しませようとするアイデアが
おもしろくて斬新です。
正に御伽の国をイメージした非現実な世界です。
屋内のステージ

屋根付き屋外のステージ

メインステージ


気温と服装
気温は夏といっても日本の夏とは大変異なります。
私が1度目訪れた時は、朝晩は冷え込み、日中も雨が降ったりなどして寒かったです。
まさか寒くなるとは予想もしておらず、園内のスーパーで厚手のパーカーを購入しました。
雨の影響で地面もぬかるんでいたり、水たまりで靴の中は完全に濡れて、そのせいで余計に
寒かったです。
真夏なのに、ロンパンにパーカーって、考えられないですよね。笑
メインステージの後方の芝生でゆったり座りたい方は、ブランケットなど敷物があると
良いかもしれませんね。
一方2回目では、寒さ対策万全で迎えたのですが・・・
ラッキーなことにお天気にも恵まれ、雨はほとんど降りませんでした。
気温も暖かく、薄着でちょうど良い気候でした。

まとめ
これまで行ったフェスの中でも、Tomorrowlandはザ・ベストです。
1度行けば2度目も行きたくなること間違いありません。
ヨーロッパまで行くとなると少し出費はかさみますが、おとぎの国で体験する
ファンタジー感溢れる演出は、必見の価値ありです!
何にも変えられない人生での貴重な体験となるかと思います。
メインステージ正面の中心部分


天気だけは読めませんね。
万が一のために、100均のポンチョ、真夏だけどパーカーとロンパンの1着ずつを
持っていれば大丈夫かなという結論です^^